うつ病治療には、まず十分な休養が必要になるけど、それに加えて、運動療法の多くの研究でうつ病改善効果が証明されている。
運動療法の注意点
- 気分の低下が激しいときは無理をしない。
- 義務感を持ちすぎないようにする。
- 運動経験がなければ、まず自宅の周りの危なくない環境でのウォーキングから始める。
- 腰が痛い、膝が痛い、などがあれば無理に運動しない。
- 心臓、高血圧の問題があれば、内科医に相談する。
人によっては、頑張りすぎる可能性もあり、ゆっくりと運動を進めていくことが大事。
どのような運動が良いかは、過去の運動歴にも関連している。
過去にスポーツ経験のない人は、いきなりジョギングを始めると怪我をする可能性もあり、まずはウォーキングなどの軽い運動から始めて、次第に強度を上げていくことが大事である。
運動の導入については、家族や病院に相談するのも良いだろう。
ちなみに、運動療法の中で私が最もオススメするのは卓球療法である。
卓球療法とは?
卓球は、病院のデイケアや就労訓練の場でも導入されている、老若男女が楽しめるスポーツである。
よって、卓球もうつ病改善効果のある運動療法である。
障害者スポーツ大会(県大会)

私事ではあるが、2021年12月4日、障害者スポーツ大会(県大会)の一般卓球に出場した。
私は精神の枠で出場し、なんと優勝することができた。

私が通う就労継続支援B型事業所では、月に1度の卓球教室があり、数人の先生と一緒に練習をする場がある。
実は中学校と高校の部活は卓球部であった為、ブランクはあれど、中級者ぐらいのレベルではあったのだが、今回は優勝を目指す大会だった為、個別で先生に特訓を受けたりもしていた。
今回優勝できたのは、特訓してくれた先生や試合会場まで付き添ってくれた母、その他にも応援してくれていた作業所の仲間達のおかげだと思っていて、とても感謝している。
卓球の魅力
- 基礎体力の向上
- 動体視力や反射神経の鍛錬
- 幅広い世代の人達との交流
小さな子供でも無理なく続けられる卓球は、体力的に負荷がかかるトレーニングを繰り返さなくても、楽しんで続けているうちにいつのまにか基礎体力を上げられるスポーツである。
卓球は、他の球技と比べて球のスピードが速い為、動体視力や反射神経といったものが鍛えられ、俊敏性が養われる。
また、試合展開や球の回転などを考えながらプレーを行う必要もあり、集中力や判断力の向上も期待できる。
卓球は、試合などを通して礼儀やマナーを学べるほか、競技年齢層が幅広い為、様々な年代の人と交流でき、同じ目標に向う仲間を得られることも素晴らしいメリットといえる。
まとめ
今回は運動療法に卓球を推させてもらったが、現時点で、障害者スポーツ大会(全国大会)の精神の枠は卓球競技しかない為、私が出場したような試合にチャレンジしたい人には卓球がオススメである。
もちろん、未経験からのスタートでも問題ない。
まずは1点取ることを目標にしてみてはいかがだろうか。
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