うつ病になりやすいタイプとして、真面目で責任感が強く、人あたりもよく、周囲の評価も高い人が多いということが言われている。
このようなタイプの人は自分の許容量を超えて頑張りすぎたり、ストレスを溜め込んでしまう為、心のバランスを崩してしまいやすい。
もっと詳しく見てみよう。
執着気質
執着気質タイプの人は、粘り強くて、負けず嫌い、責任感が強く、熱血漢で頼りがいがあり、高い目標やノルマを設定しても、結果が出るまで諦めずにやり通す。
ただ、結果に執着しすぎて、自分自身に過剰なプレッシャーをかけてしまい、気づかぬうちに心身に疲労やストレスが蓄積していく。
その結果、「バーンアウト(燃え尽き症候群)」になる恐れもあるが、そうした状態に陥っても認めようとせず、さらに自分を追い込んでしまいやすいのも、執着気質タイプの特徴である。
執着気質タイプの人は、努力の成果が認められないとき、評価に失望したとき、努力しても思うような結果が出せないときに、心が折れやすくなる。
メランコリー親和型性格
テレンバッハの提唱したうつ病になりやすい病前性格のことである。
病前性格とは、ある疾患と統計学的に優位な関係にある性格傾向のことである。
つまり、メランコリー親和型性格の人はうつ病になりやすいということである。
メランコリー親和型とは、秩序やルールに忠実であり、非常に献身的であり、頼まれると嫌と言えない、真面目、仕事熱心である、責任感が強いなどの特徴がある。
一般的には、真面目で勤勉なタイプがメランコリー親和型であるといえる。
まとめ
執着気質もメランコリー親和型性格も、適切な休養と睡眠を大事にしてほしい。
うつ病になった人の多くは自己洞察力が低いと言われていて、入院が必要な重度のうつ病患者こそが、「まだ大丈夫です!」と平気で言ったりもする。
自己洞察力が高い人であれば、「最近、忙しすぎて、調子が悪いな。」と気づき、ストレスも軽症のうちにコントロールしようとする為、うつも重篤化する前に対処できる。
自己洞察力を高めよう。
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